液晶バックライト・照明分野で培った高輝度青色LED技術を応用し、深紫外領域における高性能UV-C小型水浄化ユニットを開発。
清潔な水の提供に寄与します。
紫外線(UV)波長と応用分野
可視光線よりも波長の短い光を紫外線(UV)と呼び、その波長によりUV-A,B,Cに分類されます。
これらの波長帯によって異なる応用分野が存在します。UVC波長は深紫外とも呼ばれています。
弊社はInGaN系青色LEDで培った技術を活用し、AlGaN系であるUV-C LED及び応用製品を提案致します。
UV-LEDの応用分野
UV光による除菌(不活化)のメカニズム
UV光による除菌作用のメカニズムは、未だに解明されていない部分もありますが、おおよそ以下のように言われています。
除菌作用は、280nm未満のUVC領域において顕著にその効果を発現します。
生物中の核酸物質の紫外線吸収特性は、UVC領域にあります(図1)。
細菌内部の核酸が紫外線吸収し、化学変化を起こし、新陳代謝を阻害し、やがては原形質破壊するとされています(図2)。
紫外線の殺菌能力は、菌の種類、温度や湿度などの環境条件によって変わりますが、
紫外線照射エネルギー(mJ/㎠)すなわち、紫外線照度(mW/㎠)と照射時間(秒)との掛け算にて表すことができます。
- 紫外線照射エネルギー(mJ/㎠)=紫外線照度(mW/㎠)×照射時間(秒)
また、UVCの光は微生物を不活化する能力があり、飲料水等の除菌ニーズでは、大腸菌などの不活化だけでなく、塩素では不活化できない有害な微生物である「クリプトスポリジウム」を不活化させることができます。
その為、UVC光源が「安全な水供給」の一助となる事が期待されています。
図1:紫外領域における核酸の吸収スペクトル
図2:UV光による核酸破壊のイメージ
従来のUV光源(水銀ランプ) との比較
UV-LED | 水銀ランプ | |||
---|---|---|---|---|
①環境負荷 | ◯ | 水銀フリー | × | 水銀使用 |
②点灯 | ◯ | 瞬時点灯 | × | 点灯までに時間かかる (ウォームアップタイム必要) |
③動作電圧 | ◯ | 低電圧 数 V |
× | 高電圧 100 ~ 数万 V |
④サイズ | ◯ | 光源・電源共に小型 | × | 光源・電源共に大型 |
UV-C LED水浄化ユニットのご紹介
UV-C LED小型水浄化ユニット
小型タイプ(8ℓ/min)(量産中)
UV-C LED水浄化ユニット
小流量タイプ(開発中)
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