豊田合成株式会社(本社:愛知県清須市、社長 兼 CEO:齋藤克巳)は、太陽光発電などに応用される電力変換装置の性能向上につながる、高性能な横型のGaNパワー半導体を株式会社パウデックと共同で開発※1しました。
パワー半導体は、産業機器や車、家電などの電力制御に幅広く使われています。現在、社会全体でのカーボンニュートラル実現に向け、制御時の電力ロスを低減できる次世代パワー半導体の実用化・普及拡大が期待されています。その一つであるGaNパワー半導体は、高速動作が特長で、より幅広い分野への応用にあたっては高電圧化(大電力化)が課題でした。
今回、当社とパウデック社が共同開発を進めてきた独自設計のGaNパワー半導体※2を搭載したモジュール(駆動回路基板)を用いて、世界トップクラスとなる800Vで、100万分の1秒でのオン・オフ動作を確認※3しました。高電圧動作と高速動作を両立したパワー半導体の実証ができたことにより、太陽光発電での電力ロス低減などが期待できます。今後、安定した連続動作と耐久品質の確保を通じて、早期実用化を目指していきます。
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